耳掃除してもらう話

 何か気になることでもあるのか、その日の先生は落ち着きがなかった。普段なら本を開いている指先はぴくりとも動かないのに、今日はやたらと、こめかみのあたりを触ったり頬をかいてみたりと忙しない。眉間にも案の定皺が刻まれているので頭痛でもするのかと聞いてみると、なぜか気の抜けた顔で「そうじゃない」と返事。それすらどうにも、すっきりしない。
 だからと言って問いただすのも変な話に思えてしまったので、それきり会話は途切れた。先生だっていい大人なのでわたしがいちいち「どうしたの」と聞くのもある意味失礼なのかもしれないし。
(まあ、いいか……)
 些かの物足りなさを感じながら、わたしもまた開いた本に目を落とした。先生のと違ってこれは漫画なので、中身はするする入ってくる。刑部姫から借りてきた伝奇物はようやく折り返しが見えたところだ。田舎暮らしの長い少年が紆余曲折を経て主人公の女の子の家に居候することになり、同居につきものの最初のトラブルが解決されようとしたその時。
「――どうしたの」
 先生が耳を押さえて立ち上がっていた。
 表情は険しく苛立っているものだから声をかけるのもどうかと思ったけれど、先生はわたしを、ほとんど睨むような強さの視線で射貫いている。
 え、何かしたっけ。
 怒られるのかと思って身をすくめていると、
「貸してくれ、アレを」
 と、よくわからない要求をされる。
「アレ?」
 アレとは一体なにを指しているのか。要領を得ない質問に問い返すわたしに業を煮やしたように、先生は人差し指を鉤のように曲げて見せた。
「アレだ、お前がいつも耳に突っこんでるやつだ」
「ああ」
 それは耳かきと言うんですよ、先生。
 同時に、先ほどまでの挙動不審の謎も解けた。耳の中がムズムズしていたせいだったんだ。
「耳かきね、ちょっと待って」
 先生が耳かきの名前を知らないのも無理はない。なにせ先生が耳を掃除しているのを見た事なんてないし、オマケにいつもわたしが耳掃除をしていると「そういうことは人前でやるものなのか?」と呆れたような顔をしている。あ、知らないんじゃなくて、耳掃除がそんなに好きじゃなくて器具の名前を口にするのも嫌だとか……? だとしたら申し訳ない。
 まあともかくそんな様子だった手前、今わたしの前で耳の穴を掻くのは避けたかったのだろう。いじらしいというか頑固というか、とにかくかゆいことには違いない……と、ベッドの傍らに置いた小物入れから竹の耳かきを取り出しながら――わたしはふと思いついたことを口にする。
「先生、わたしが綺麗にしてあげようか?」
 いい提案だと思っていた。なにしろ我が国日本では親しい仲で耳掃除をするのは一種の年中行事というかイベントというか、まあありふれたモノだし、そうでなくても耳掃除がビジネスとして成立してもいるのだ。もしもわたしが同じ事を先生に言われたら一も二もなく膝枕に横になる、そう確信していたものの。
「いや結構。自分でやるからそれを貸してくれ」
 間髪入れない返答だった。もしかして信用されてないのだろうか。あんなことやこんなことまでした仲なのに。
「なんで」
 ちょっと憤懣やるかたない顔をすると、先生はたじろいだようだった。
「なんでって、汚れた場所を見せるのは恥ずかしいじゃないか……」
 どうしてこんな当たり前のことを聞くのか、とでも言いたげな困惑した視線にはイライラも滲んでいる。いい加減かゆみだかなんだかが限界なのだろう。押し問答している時間だって惜しいに違いない。しかしわたしだってそうやすやすとこのチャンスを逃す気はない。
「恥ずかしくない恥ずかしくない。大体先生、自分で耳掃除したことあるの? 初めてなら経験者に任せたほうがいいと思うよ? 耳かき触ったことだってないでしょ? どこまで入れていいかとかわかるの? 怪我するよ?」
 後ろ手に耳かきを隠して捲し立てる。どうしてここまで先生の耳掃除をしたがっているのか自分でもよくわからないけれど、多分、恋人に膝枕して耳掃除をしてあげるという一種のイベントをわたしも体験してみたかったから、だろうか。あるいは、耳かきの素晴らしさを知って欲しい、気持ち良くなってほしい、そしてゆくゆくは先生に耳掃除して先生から耳掃除してもらうのを日課にしたい……と思っているのかもしれない。単におもしろそうだからというのも否めないけれど。
 にらみ合うこと数秒。折れたのは先生だった。
「……わかった。そこまで言うならお願いしよう」
 溜息交じりの渋々ではあったものの、先生は観念してくれた。譲るつもりはなかったけれど、思ったよりも早い決着に拍子抜けしてしまう。もちろん、結果オーライだから追求するのはしなかった。藪蛇になってやっぱりやめるなんて言われたらもったいないし。
「それで、どうしたらいいんだ」
 先生はその場で足踏みをする。ベッドに近寄るべきかどうか、迷っているんだろう。
 座ればいいのかと目で尋ねている先生に、わたしはゆっくり首を振った。
 耳掃除には、作法があるものです。
「ここ、どうぞ」
 ベッドに座って膝を叩くと、先生は状況が呑み込めたらしく、少しだけ恥ずかしそうに口を引き結んでいる。今更膝枕が恥ずかしいのだろうか。それでも膝に頭を乗せなければ耳のかゆみが解消しないことはわかっているんだろう。おずおずとベッドに腰を下ろす様はなんだかちょっとかわいかった。
「ふふ……」
 膝枕をしているわたしが、一番幸せかもしれない。おそるおそる乗せられた頭の重みがうれしくて、そっと髪を整える手もふわふわと浮き足立っている。
 先生は、その正反対だった。
「……なんというか……お手柔らかに頼む……」
 シーツの上に投げ出された手のひらが、緊張したようにかたく握られていた。まるでまな板の鯉だと呟きながら先生は目を閉じる。それは確かに、当たっているのかも知れない。

× ×

 降参したのは耳の違和感に耐えかねたという物理的な焦燥もあったのだが、確かに立香の言うとおり、経験のない以上彼女に任せた方がいいのかもしれないと思ったからだった。自分では見ることのできない場所を手探りするよりは、きちんと観測可能な他人にしてもらうほうが確実なようにも思える。その相手が多少不器用ではあったとしても……幸い、そこまで奥まったところがかゆいわけではないのでそうそうひどいことにはならないだろうし。そうあってほしい。……やっぱり不安だ。鼓膜って強化できるんだろうか。
「ふふ……」
 私の煩悶を余所に立香はご機嫌だった。頭を太ももの上に乗せると、彼女の手が私の髪を軽く撫でていく。単に耳がよく見えるようにかきわけただけだろうが、くすぐったさの中に心地よさを感じてしまう。耳掃除に慣れている日本人ならこのまま眠ってしまうことだってありえるのかもしれないが、私はむしろ、恐怖(とまではいかないが)に怯えているようなものだった。
「先生、肩がかちこちだよ、力抜いて」
 そう言われても力んでしまうのは仕方がないというものだ。何度か肩を撫でられても一向に緊張を解かない私を見かねたのか、立香は笑い声のような溜息を漏らした。
「……先に肩でも揉んであげたほうがいい?」
「……いや、いい」
 大変魅力的な提案ではあるが、それより先にこのむずがゆさをどうにかしてほしい。
「だったらリラックスして。変に力が入ってるとやりづらいし危ないから」
「む」
 そうなのか。まあ……そうなのかもしれない。
 力んだままでは耳かきが触れる度に肩をすくめてしまいそうだし、それでは確かに立香の手元が狂うこともあるかもしれない。しかし意識した上でリラックスしようと力を抜く、というのは中々難しい。
「深呼吸してみようか? はい、吸って……吐いて……」
 肩から二の腕を撫でる立香の手の動きに合わせてゆっくりと呼吸を繰り返す。深呼吸なんていつぶりにするだろうか。促されるままに息を吸い、吐く。不思議なもので、それだけで私の意識は穏やかに凪いでいった。幼子になったような気恥ずかしさで気が紛れたのか、体からもゆるゆると力が抜けているらしい。
「うん、いいかんじ」
 満足そうに立香が笑う。妙に手慣れている感があるが……まあ聞かないでおこう。
「じゃあ外側からはじめるね」
 言うと、立香の手が耳介――外側と言うように、耳の軟骨の部分に触れる。見ることはなくても自分で触ったことくらいはあるので、そこが複雑に湾曲しているのはもちろん知っている。サーヴァントでも新陳代謝はしているらしいので、私の耳もそれなりには汚れているのだろう、か。
(やっぱり、恥ずかしいな……)
「立香」
 温度のない木製の匙が、軟骨の表面をこそいでいく。汚れが取れているのかそうでないのか、私にはまったくわからない。
「うん?痛い?」
 ただ、予想していたような痛みはまったくなかった。むしろ、悔しいことに気持ちがいい。そういえば迷走神経は耳にも走っていたか。
「いや……痛くはない。その、汚れているのか、私の耳は」
 尋ねるより先に耳かきが離れていく。おそらく取り除いた耳垢を、片手に持ったティッシュペーパーに移したのだろう。つまり、汚れている。うすうすわかってはいたが、事実として突きつけられるとやはり恥ずかしかった。
「うーん、ぱっと見は綺麗なんだけど、こうやってカリカリすると、」
 言いながら立香は再び、入り組んだ窪みに耳かきを這わせる。ああ、やっぱり心地いい。悔しい。
「こびりついてたのかな、垢が剥がれてくるみたい」
「……そうか」
 普通に汚れているより恥ずかしいと思うべきか、見た目だけでも綺麗と言われて安堵すべきか。よくわからないがとにかく申し訳なかった。
 しかし立香はまったく意に介さないどころか、汚れていて当然だしそれでいいと言う。
「だって汚れてなかったらわたしがやることなくなっちゃうし」
「まあ、そうかもしれないが……」
 意識の差というか、文化の違いというか。
(しかし……)
 繰り返しになるが――思った以上にこれは、気持ちがいい。
 元々触られることで快感が得られる部位であるのは医学的な知識として知ってはいるが、まさか自分がこれほどまでの快楽に見舞われるとは思ってもいなかった。あまり人から体に触られることはないが、マッサージを受けているときのような心地よさがある。ほどよい強さでまんべんなく刺激される、ああ、そういえば耳ツボマッサージなんてものも日本にはあるんだったか。どうでもいい知識がどこからか漂ってきて、すぐに消えていく。一貫した思考を保つことさえ、困難になりつつあった。
「先生、気持ちいい?」
「ああ……」
 いかん。自分でも今の返事は気が抜けていた。返事というかほとんど溜息だったし。
「寝ちゃってもいいからね」
 立香が含み笑いするのが聞こえる。そう簡単に寝るわけがない――とは言い切れないのが悔しいところだ。眠りに落ちる直前の心地よさは、確実に私に忍び寄っていた。
 耳かきは外側を一周し、耳の穴にほど近いところをカリカリと擦っている。そのあたりまで汚れがこびりついているのなら、内部はどれほど汚れているのやら……。
「中がかゆいんだよね? 外側はこのくらいにしておこうか?」
 そうしてもらえると助かる。
「少しずつしていくからね、痛かったり嫌だなって思ったら言ってね」
 なんとなく、安心させる響きだった。これなら任せられる、そう思わせるものが立香の声に滲んでいる。理由はわからないし、そもそも声のせいなのかも判然としない。立香だから、そう思うのかもしれない。そうであったならいいと、私は密かに願っている気がした。
「ああ」
 耳介を軽く引っ張られる。中がよく見えるように、ということだろう。いよいよかと思うと身構えそうになるが、これまでの心地よさで気が抜けたのだろうか。私は特に体を強張らせることもなく立香の手入れを受け入れるだけだった。

× ×
 
 入り組んだ外側の窪みをかいているうちに、先生はくたくたに力が抜けはじめたようだった。かたく握られていた手はいつのまにかわたしの膝の上に乗せられて緩んでいるし、肩には力も入っていない。とりあえず、先生が嫌がっている様子がなくてよかった。ガチガチに緊張しているような態度をされたときはどうしようかと思ったけれど、案外すぐにリラックスして身を任せてくれたので、そこは純粋にほっとした。
 思えば先生の耳に触るのも初めてだった。その一方でこの人は何かとわたしの耳に指だけでなく触りたがるのでわたしとしては毎日手入れを欠かすわけにはいかない。思い出すとなんだかむずむずしてきた。
(いけないいけない……)
 集中しようと思えば思うほど考えがとっちらかっていく。かきわけた生え際が子供みたいでかわいいと思ってしまったり、落ち着きのなかった呼吸が寝る前みたいに規則正しく静かになっていくさまに唇だけで笑ってみたり。そういえば普段は触るなと言う髪に触れても文句一つ言わないあたり、よっぽどリラックスしているのだろう。
 とはいえまだ本来の目的は果たされていない。先生の耳のむずがゆさは解消されていないのだから。
(よし……)
 そのむずがゆさの原因はとうにわかっている。中を覗き込んですぐ、ああこれかと納得した。
 別に耳垢が詰まっているとか、ぼわぼわ、わさわさしているとか、そういうわけではなかった。先生の耳の中は比較的綺麗で、ところどころに薄っぺらいものが張り付いて見えるだけ。その、張り付いた耳垢の一部が半端に剥がれているのが皮膚に触れてかゆいに違いない。見てるこっちがかゆくなるほどなのだから。
「とれるまでかゆいかもしれないけど……我慢してね」
 先生の返事はない。わたしは構わずに耳かきを中に進めていく。そんなに奥のほうではないから手こずることはないだろうけど、一回で綺麗に取れなかったらかゆみがしばらく続いてしまうかもしれない。
(んー……)
 破片の端にひっかけて引っ張ってみても、案の定と言うか、取り出すことはできなかった。壁とでも言うべきか、耳の内側にひっついてる部分は中々頑固らしい。仕方ない。
「ちょっとカリカリするけど痛かったら言ってね」
 少しずつ剥がしていこう。耳かきを持ち直して細かく動かすと、先生の手がわたしの膝を軽く掴んだ。そこまで力を入れたわけではないから痛くはないと思うけど気になってしまう。
「痛い?」
 耳かきを耳の外に一旦出す。先生はそれを見計らったようなタイミングで首を横に振った。
「大丈夫……」
 返事はなんだか眠そうだった。
 もしかしなくても、先生はわたしが思っている以上に耳掃除を堪能している……んだろうか。
「平気だから、続けてくれ」
 呆気に取られているわたしを急かすような声。そりゃそうだ、中途半端なままではむずむずしっぱなしだろう。
「う、うん」
 気を取り直してもう一度耳に向き合う。言葉にすると不思議な響きだ。中々剥がれない耳垢と格闘していると、先生が不意にこんなことを言う。
「見えなくてもなんとなく、状況がわかるものだな」
「わかるの?」
「ああ。なにかこう、かすめるような感触があるしボソボソとした音も聞こえる」
 それがどうにも落ち着かないらしい。そう言う割にはリラックスしているように思えるけど、かゆいことに変わりはないのだろう。
「ごめんね、もうちょっとだと思うけど中々……」
 こんなとき、自分がもうちょっと器用だったならと思ってしまう。それでもあと少しで、脱皮したあとの皮膚みたいなのが取れると思うんだけど。
「無理して急がなくていいから」
 先生の口調はのんびりしていた。きっとわたしが急いだところで耳に傷をつけるとか、耳垢を奥に押し込むとか、そういう悲惨な状況になると思っているのだろう。否定できないのが悔しい。
「……いっそ浮いてるとこだけつまんで先に取り出せないかな」
「やめなさい、汚いから」
 耳掃除は受け入れられてもそこは譲れないらしい。別に汚くないと思うけど、その当たりの価値観は人それぞれだし、相手によるというのも一つ大きな理由かもしれない。
「ん、とれそう」
 そんなことをしているうちに、ようやく終わりが見えてきた。ほとんど剥がれた耳垢を、耳かきにのせてゆっくりと引き上げる。思わず息をつめての作業になってしまったけれど、なんとかティッシュペーパーに乗せることができた。
「っはー! とれた!」
 異様なまでの達成感だった。先生もようやく焦燥から解放されたせいか大きく息を吐いている。ずいぶん時間がかかってしまってごめんなさい。
「でもよかった、ちゃんと取れて。あ、取れたの見る?」
「――見ない」
 今ちょっと間があった。気になるなら見ればいいのに。大物だけど見た目は嫌悪感を催すようなものでもないし。
 さて。
「かゆいの、なくなった?」
 先生は、ややあった後に「ああ」と小さく返事をした。
「それじゃあ……どうしようか?」
「どうしよう、というのは?」
 まさか、聞き返されるとは思わなかった。
「もう少し中を掃除したほうがいい? やめとく?」
 かゆみがなくなった以上、わたしはお役御免だと思っていたのに。聞き返したことで自分の無意識の意図を察したのか、先生は居心地悪そうに、それでもよっぽど気に入ったのか、
「……せっかくだから、お願いする」
 わたしの膝枕から動こうともしなかったのだった。
(……これは)
 さっき「急がなくていい」なんて言ったのも、耳掃除をもっと堪能したかったから……なんてことは……あるのかもしれない。
 そうか、先生も目覚めたのですね、この快感に……。
 わたしは密かにガッツポーズをした。目覚めたのならきっと先生はわたしの耳掃除もしてくれるにちがいない。しかもお墨付きの器用さで丁寧かつねちっこく(なんかいやらしいな)、徹底的にきれいにしてくれるだろうことはよく考えなくても想像がつく。
 最高。やった。えらいぞわたし!
 自分のことを最大限に褒めちぎりたい気分だった。後でわたしにもしてねと、そう言ったならきっと先生は頷いてくれる。
(けど、)
 今日は先生を目一杯気持ち良くしてあげよう。耳の穴を綺麗にして、耳全体もくにくに揉んであげて、コリコリのこめかみもふにゃふにゃになるまで揉んであげよう。まさに骨抜きフルコース。ゆくゆくはわたしなしじゃ生きていけない体に……なんて。
「お前今、なにかとてつもなく不穏なことを考えていないか?」
 ぎくり。
 先生が軽く頭を浮かせる。直感スキルを持っているわけでもないのにどうして時々鋭いんだろう。
「そんなことないよぉ?」
「……」
 返事もツッコミもない。でも白々しさには気付いた上で、先生は再び膝の上に頭を落ち着かせてくれた。これは本格的に耳掃除の快感に負けてしまっているのでは?
「……先生」
「……なんだ」
「後でわたしの耳も掃除してね」
「…………」
 熟考すること、十秒。
「……明日な」
「ええ……」
 膝の上の頭が重くなった気がした。もう今日はこのまま寝るつもりなのかもしれない。やはり先生は、耳掃除の心地よさに完敗していた。